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コマース事業のリーダーシップ

デカトロン日本のオンラインストアを支える事業を育てる

Shopifyを選び、チームを育て、2019年から2022年にかけてデカトロン日本のEC事業の売上を5倍に成長させた取り組み。

私の役割
EC事業責任者
現在の状況
企業での取り組み
時期
2019–2022

Decathlon Japanでの在籍時の経験です。KumaBitsの受託実績ではありません。

デカトロン日本のオンラインストアで、私はウェブマーチャンダイザーとして仕事を始めました。担当するスポーツの商品をサイトに掲載する役割です。外部の支援を受けながら、日本向けに調整したMagentoのサイトを少人数のチームで運営していました。

最初に確かめたかったのは、日本のお客様が私たちの商品を買ってくれるかどうかでした。購入やレビューは、小規模な実店舗のラボ、そして後の本格的な店舗の開設を提案する根拠になりました。

その店舗を開き、私がEC事業責任者になった頃には、目指すものも変わっていました。オンライン事業をもっと大きく育てたい。その成長を率いる責任を、今度は私が担うことになりました。

Shopifyを選び、システム連携に責任を持つ

当時のMagentoの構成では、多くの変更にPHPでの開発が必要でした。技術面のリソースも限られていました。Shopifyと社内の選択肢を比較すると、一つは現状からの改善が限定的で、もう一つは運用コストと必要なリソースが当時の事業規模には大きすぎました。

Shopifyなら、顧客体験を改善し、機能を加え、チームの成長に合わせて任せられる仕事を増やしていけると考えました。一方で、デカトロンの社内システムとの連携は、自分たちで構築し、維持する必要があります。選択を決める前に、ShopifyのAPIでそれが実現できるかを確認しました。

ここで、Valのことにも触れておきたいと思います。IT責任者だった彼は、解決策を見つける力があり、組織のどこに支援を求めればよいかを知っていました。私も彼から本当に多くを学びました。システム連携のリスクを引き受けてでも進む価値があると判断できた背景には、彼への信頼がありました。

各国と協力し、日本がPIMの開発を率いる

米国ではすでにShopifyを試しており、オーストラリアも日本と同じ方向に進んでいました。私たちは開発の一部で協力することにし、日本と本部のチームにその意義を説明しました。2019年に、Shopifyへ移行しました。

日本が開発を率いたのが、商品情報管理ツールのPIMです。商品情報はデカトロンの複数のシステムに分かれており、翻訳や更新も異なるタイミングで届いていました。PIMはそれらを集め、Shopifyで使える形に整えるものでした。私が業務要件を定義し、同僚がツールとシステム連携を実装しました。

新商品や更新情報は自動で届くようになり、公開の条件として、在庫、日本語のコンテンツ、価格などを設定しました。また、訂正が必要な場合に、日本のウェブマーケターが各項目を個別に上書きできることにもこだわりました。情報がどこから来たものであっても、自分たちのストアでお客様に見せる内容には、私たちが責任を持つ必要がありました。

本部のシステムからレビューを取得し、商品に紐づけ、日本のレビューを先に表示できるようにする取り組みも進めました。日本のお客様の声は、私たちが目指す顧客体験にとって、より重要なものでした。

オーストラリアがPIMを導入し、その後はデカトロンのほかの国でも再利用されました。日本で必要だった仕組みが、ほかのチームも活用し、発展させられるものになったのです。

ECチームが自ら動ける範囲を広げる

Shopifyでは、ECチームがより素早くページを変更し、決済方法を追加し、ダッシュボードで事業の状況を把握できるようになりました。Shopify Flowを使えば、商品の表示状態の変更といった定型業務を、コードを書かずに自動化できます。変更のたびに個別開発を依頼することなく、日々の運営をより広く担えるようになりました。

チームに専門性が加わるにつれ、その柔軟性をさらに活用できるようになりました。SEO、サイト内検索、有料広告、物流・商品供給、データ分析、技術支援。それぞれの専門家が、お客様に来ていただくこと、商品を見つけやすくすること、必要なときに在庫を用意することを支えてくれました。

力を注ぐ場所を見極める

どこに力を注ぐかを明確にすることも、私の仕事でした。改善できる商品ページは、いつでも見つかります。誤りはどの商品でも訂正しながら、内容をより深く充実させる作業は、ベストセラーになる可能性がある商品に集中しました。数千の商品を扱うなかでは、どこで編集を切り上げるかを判断することも、事業運営の一部でした。

2022年にShopifyへ移るために退職するまでに、ECチームは2019年の2人から12人に増え、EC事業の年間売上は2019年の5倍になりました。オンラインで積み上げた専門性や仕組みに加え、実店舗もその成長を支えていました。

私は、ウェブサイトに商品を掲載するところから始めました。そこから仲間とともに、そのサイトを支える事業を育て、さらに先へ進める力を持ったチームをつくったのです。

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